「ラスト・ブラッド」と「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」を見てきました
今週は2本のアクション映画の試写会に行ってきました。
1つは韓国のチョン・ジヒョンという女優さんが主役の「ラスト・ブラッド」。
人間と鬼とのハーフの少女サヤが、400年以上も続く人間と鬼との争いに終止符を打つべく闘っていく。。。。という映画です。これって元はアニメが原作なのね。突っ込みどころ満載のマンガチックな内容だったもんなぁ。でもすぐに先が読めてしまうような単純なストーリーの割りには、時代や舞台(場所)が次々変わるのですごくわかり辛かったです。現実なのか回想なのか、それともただのイメージシーンなのか、ぼんやり見ているとわけがわからなくなります。大量に湧いてくる鬼達と闘った繁華街(?)も、いかにもセットって感じの造りだったし。あれはわざとなのかな?
主人公の女優さんは全然知らないし、何より小雪が出ているというのがかなりビミョ~だと思っていたけど、主人公のアクションシーンはすごい迫力で見応えがあります。この女優さん、小雪とちょっと顔が似てるんですよね。でもただの能面風無表情の小雪とは違って、無表情の中にも何百年もの生涯の中で背負って来た哀しみや怒りなどがちゃんと垣間見えていたのがよかったです。私的には見所はそれくらいかな。
皆に恐れられていた鬼のボスキャラ、オニゲン(小雪)がなぜあんなに弱かったのか?なぜ主人公がセーラー服なのか?なぜ主題歌がGLAYなのか?細かい謎が満載です。ちょいグロB級ホラーアクションって感じの映画で、私はお金を払ってまでは行きたくないかもです。
もう1つの映画はインド映画の「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」。カンフー・アドベンチャー・コメディだというので、最近グロ系の映画鑑賞が続いていた私はかなり楽しみにしていました。やはり映画は気楽に見てゲラゲラ笑えるのが望ましい。。。少林サッカーみたいな映画だといいな、なんて。
主人公のインド人シドゥは、突然現れた2人の中国人に中国の英雄の生まれ変わりだと勘違いされ、中国へ来るよう勧められます。その目的は自分達の村を支配している悪党一味をシドゥに倒させる事だったのですが、一緒に居たインチキ占い師の口車にも乗せられ結局シドゥは中国へと渡ってしまいます。英雄の生まれ変わりではない、ただのヘタレインド人の彼は当然悪党一味に太刀打ちできるはずもなく、さあどうする???といった映画です。
インド映画って脈絡も無くいきなり歌ったり踊ったりするんでしょ?と思っていたら、やはりそうでした。踊りはそんなに多くなかったけど、インパクトのあるインドチックな歌が延々流れ、ミュージカル系が苦手な私はところどころ寝てしまいましたよ。。。
内容はそこそこ面白かったですよ。ベタなシーン(蹴飛ばされて空まで飛んでっちゃう、とか)はあまり笑えなかったけど。思っていたよりコメディ色は薄かったけど、シドゥの周りに集まってくる仲間達が織り成す人間模様が切なかったり、結構感動的だったり。そして最初はヘタレだったシドゥが、師匠の下で修行していくうちに最初の頃とは全く違った顔つきになっていたのが印象的でした。
シドゥにカンフーを教えてくれる師匠は、長髪の時はトータス松本に似ていたのに、坊主になったら竹中直人似になっていたのにビックリ。そして何より笑えたのが、シドゥが中国に渡る原因となったインチキ占い師が、タカアンドトシのタカに激似。画面に出て来る度に笑いが止まらず、シリアスなシーンでもイマイチのめり込む事ができず困っちゃいました。
上映時間は2時間半(長っ!)。途中のダラダラ感は否めずといった感じですが、最後はスカっとした終わり方になっているので、まぁ結果オーライではないでしょうか?続編を匂わせていましたが、もし続編が出来ても私は映画館には行かないかな。。。
今週見た2本は私的にはイマイチだったかな。チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナは普通には面白いけど、期待していただけにアレ?こんなもの???って感じだったので。
それにしても映画の話って下手するとネタバレになってしまうので(公開前だと尚更ね)、非常に難しいですね。。。
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